カムバック・お兄さん [日記]

私には大好きなお兄さんがいました。そのお兄さんと交わしたのは、ほんの二言三言。会話と呼べるほどのものではありません。それでも、このお兄さんは『いい人』だと確信できました。決して外見で判断したわけではありません。

私が好きになったきっかけは、お兄さんの行動です。それは私にとって、望んでもいない嬉しいものだったのです。

お兄さんとの出会いは、とある道の駅。私はそこで売られているジェラードの大ファンで、ジェラードを売っているのがそのお兄さんでした。「ジェラードをください」という私。「どの味にしますか?」と聞くお兄さん。私は、好みの味を伝えます。

次の瞬間です。お兄さんのことを魅力的に感じたのは。

おもむろに取り出したコーンに盛られるジェラード。それがまたたっぷりと!その豪快さに男らしさと気前の良さを感じ、たちまち惚れこんでしまったのです。お金と引き換えに受け取ったジェラードの、どっしりとした重さ。その重量感といったら、お兄さんに抱きつきたくなるほどでした。

そのお兄さんのことが大好きになるのには、必要最低限の言葉で充分。もっといえば、言葉は必要ありませんでした。

お兄さんと会えたのは、何度くらいだったでしょう。道の駅に行けばお兄さんに会える…というより、お兄さんがいる道の駅では大盛のアイスが食べられる。これから先もずっとそれは変わることはないと、私はすっかり思い込んでいました。

ところが、突然お兄さんはいなくなってしまった…。

お兄さんに代わり、そこにいたのは中年のおばさん。私は戸惑いを隠しながら、いつものようにジェラードを注文します。やり取りは、お兄さんと交わしたものと何ら変わりはありません。変わってしまったのは、受け取ったジェラードの重さ。

コーンの上に盛られたジェラードは、今までと比べると何とちっぽけなものでしょう。それが本当のボリュームなのだとわかっている以上、お礼を言いつつ、お金と引き換えに受け取るしかありません。

お兄さん・カムバック。

そんな淡い思い出ってありませんか?
いつの日か、カッコいい車に乗って突然現れないかなと思ったり。
そんな事あるわけないんですけどね・・・
現れたのは、FJクルーザーに乗った主人。
主人か・・・ちぇ。FJクルーザーはいいけどね。
現実は上手くいかないものです(>_<)

ちなみに、FJクルーザーはこんな車。(FJクルーザー.net
主人でもちょっとイケメンに見える車ですw


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