福は引くより回したい [日記]

年末、近所のお店では何千円以上の買い物ごとに、
福引券1枚をくれるようになります。
玄関口にクジ箱が置いてあり、店を出るときに引けます。

1等から5等までがあり、空クジ無し。
一番嬉しいのは商品券、もらうとありがたいのが調味料など。
空クジだと、箱ティッシュ1箱をもらうことができます。

いつもなら1円でも安く済ませたいところが、
ギリギリで福引券がもらえない金額だと、
クジを引きたいばっかりについ余計なものまで買ってしまう。
それがお店の狙いなのでしょう。
本当によく狙いが命中しています。

クジ引きも楽しみの一つですが、
私は同時に淋しさも感じてしまいます。
昔はくじ引きではなく、福引でした。
ガラガラと回して出た玉の色によって、当りハズレが決まるというアレです。

福引が始まると、店の近くにはガラガラと回す音が響きます。
1等が出ようものなら、「おめでとうございます」というお祝いの声と共に、
チリンチリンと鐘が鳴らされます。当りを引いた方は嬉しいやら恥ずかしいやら。
恥ずかしがりながらも、強いのは嬉しさでしょう。

ちょっとしたことですが、それだけでも町には充分な活気を感じたものでした。
いつもとは違う町の雰囲気と大人たちの顔。
それを見ると「年末なんだ。もうすぐお正月がくるんだ!」と、
こども心にも感じていたのを覚えています。

それが何年前からか、クジ引きに変わってしまいました。
福引の回す音が聞こえなくなり、
なんとなく町全体の活気がなくなってしまったように感じるのは、私だけでしょうか。

商品なんて、何でもいいんです。豪華なものなんて期待していません。
たとえば空クジ無しのクジ引きと空クジ有りの福引なら、私は福引を選びます。

福は箱の中からそっと引くのではなく、ガラガラと豪快に回して当てたい。
何度回してみても、今だかつて福にあたったことはありませんが。

そういえば、先日ショッピングセンターで車が当たる!というくじをやっていました。
パッソです。ご存知ですか?
参考:パッソ.com
こういうので、車をゲットできたら・・・どんなにうれしいでしょう!
ここまで豪勢な商品なら、クジ引きでも…許します(笑)
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